いつかまた北欧へ

子育て中のため、大好きな旅行は封印中、、でもまたいつかきっと!

雪の思い出

もし今日が平日だったら、仕事は行けなかったかも・・・
少なくとも、半日は有休だったかなあ。。

 

でも、もう今は晴れていて、雪もかなり溶けてます。

 

朝の雪かきで集めた分で、祖母が雪だるまを作ってたんですけど、
写真を撮ったときは結構溶けちゃって、丸かった顔が四角になってます(笑)

 

イメージ 1

目は炭で、口は唐辛子です。

 

ここは比較的温暖な気候で、積雪も年にほんの数回ぐらいですが、
それでも、子供の頃は、もう少し頻度が高かったような気がします。
やはり、温暖化が急激に進んでしまったからなのでしょうね。。


小学校2年生ぐらいのときに、当時5年生か6年生だったお兄さんお姉さんたち
かまくらを作ったことがあったんです。
それを見たうちの担任の先生が、授業中にも関わらず 「みんなで見に行こう!」 って言ってくれて。
もう嬉しくて、みんなで雪の中を飛び出していきましたよ。

 

実際に作ったお兄さんお姉さんたちは3人ぐらいしか入れなかったけど、
まだ小さかった私たちは、4~5人は入れました。
かまくらの中は意外に暖かい」 って聞いたことはありましたが、
こんな小さなかまくらでも、十分暖かいんだなあと実感したのを覚えてます。

 

そんな私たちが5年生になったとき、この年も、かなりの積雪がありました。
「こんなに雪があるなら、雪だるまではもったいない!」って思って
自分たちもかまくらを作ることにしたんです。
お兄さんお姉さんが作ったものより小さいのしかできなくて、2人入るのが精一杯でしたけど、
でも、「みんなで作った!」 っていう達成感が嬉しくて(^-^)

 

先生にも報告したんですよ。 「みんなで作ったから、後で見てみて!」 って。
でも、先生をそこへ連れて行ったとき、私たちのかまくらは、なくなっていました。
溶けたわけではなく、明らかに、誰かに壊された。。
土台だけ残って、真っ平らになってたんです。

 

ショックを受ける私たちを見た先生は、「もう1回、みんなで作ろう」 って言ってくれて、
それで、もう1回作り直したんです。
同じぐらいの大きさのかまくらを、もう1回作りました。

 

でも、それはまた壊されてしまって(;_;)
今度は、壊されている現場を目撃してしまいました。
目撃したのは、私も含め、数人の同級生。
壊していたのは、6年生の男の子たちでした。
シャベルを持って、ザクザクと切り崩すように。。

 

「私たちのかまくら、壊さないで~(><)」 って叫んだら、逃げていきました。
後に残ったのは、放り出されたシャベルと、雪の山。
泣いてる子もいました。。

 

先生にこのことを話すと、すぐに6年生の担任まで話が行って、
壊していた6年生の男の子たちは、その担任の先生に連れられて、
私たちの教室へ謝りにきました。
でも、どうみても反省なんかしてない。 ただ無理やり連れてこられただけだというのが
子供にも見た目でわかってしまいました。。

 

私たちの担任の先生は、その6年生を、
下級生の私たちみんなが見ている前で、すごく叱ってました。
「人が一生懸命作ったものを壊して、何が面白いの!
この子たちの気持ちはどうなるの?!」 って。
先生が、私たちみんなの気持ちを代弁してくれて、
本気で怒ってくれてるのがわかって、 すごく嬉しかったです。
むしろ、 「私たちよりも先生の方が怒ってるんじゃ???」 って思ったぐらい(^^;


「人を叱るときは、他の人の前ではしてはいけない」 って、
社会人ではそれが常識みたいになってますが、
教育の場においてはどうなんでしょうね。
少なくとも、このときの先生の行動は、とても私たちのためになっていたと思います。
いつも優しいあの先生が、あんなに恐い顔して、私たちのために怒ってくれた。
「言葉じゃなくて姿勢から学んだ」 というと、ちょっとカッコつけすぎですけど(^^ゞ
でも 「みんなはあんなことしないでね」 と言われるよりも、ずっと心に響きました。


祖母の作った雪だるまから、こんな昔の話をいっぱい書いてしまいました(--ゞ

 

雪だるまや雪合戦のことはあんまり覚えてないですが、
このかまくらのことは、今でもこんなに覚えてるんだと、
自分でもビックリしています。
先生のおかげで、「壊された」 という悲しい記憶よりも、
かまくらにまつわる良い思い出」 として残っているみたいです。
思い出は、作ろうと意識していなくても、自然と残るものなのですね。