いつかまた北欧へ

子育て中のため、大好きな旅行は封印中、、でもまたいつかきっと!

金シャチが通じない!

 

たかぎなおこさんの本について書いているときに

「方言の壁」「文化の壁」というネタについて触れて

思い出したことがあるので、引き続き書いています(笑)

 

今の職場は関東出身の人が多いのですが(そりゃそうだ)

中には、東海や関西、九州の人もいらっしゃいます。

 

そして、今同じ部署にいる50代の男性が愛知出身なのですが

私が隣県の出身だということを知ると、大変喜んでくれまして。

「やっぱり、こっち(関東)の人とは文化が違うんだよ。

同じ文化で育った人って、なんかホッとする」と。

 

確かにそれはわかりますね~。

 

で、話は少し逸れるのですが、隣の席に座っていた東京出身の女性が

「金シャチをかぶっているキティちゃん」のストラップを付けていて

(いわゆる「ご当地キティ」ってやつです)

私が思わず「あ!金シャチのキティちゃんだ!」と言うと、

 

その時の反応が「あ、『金シャチ』って言うんですね?」

 

「ん?『金シャチ』だけど、、それが何か( ̄- ̄?」

 

なんと、こちらの人には「金シャチ」って言葉は通じないそうです。

じゃあ、あの名古屋城の上に乗っているアレのことをなんて呼ぶか?

 

金のシャチホコ

 

そのまんまですが、略さずにフルネーム(?)で呼ぶのだそうです。

 

いやいやいやいやいやいや( ̄o ̄)

うち(東海)の方では、むしろ略さない人の方がめずらしいから!

 

でも、誰も味方がいない(T-T)

 

そこで思い出したのが、先に話題に出した愛知出身の人。

この『金シャチ』騒動のときはまだ違う事務所にいたので

この人が来たら絶対聞いてみよう!絶対私に同調してくれる!

と思って、何日か待っていたんです。

 

そしてついに、その日が来ました!

例のキティちゃんのストラップを借りて

「〇〇さん!これ!これのこと何て言います?!」

と迫ったら、そのあまりの迫力に気おされて(笑)

普通に答えて良いものかどうか、一瞬戸惑いながらも

「え?これ?・・・金シャチのこと?」

 

「そう!(≧v≦)その言葉が聞きたかったんです!」

 

「???」な顔でまだ戸惑っているので、ここで種明かし。

「実は、こっちの人たちには『金シャチ』って呼び方が通じないんです」

「えっ?!じゃあ、なんて言うの???」

「『金のシャチホコ』だそうです」

「えええ~?!」

 

はい、これが「文化」というものです(笑)

 

方言とかで「へ~え、こっちではそういう言い方しないのか~」

と思ったことは、もう数えきれないほどありますが、

固有名詞で通じなかったのは、多分これが初めて。

本当に「え?そうなの?!」とびっくりしたのでした。

 

名古屋近辺の人間にとって『金シャチ』という呼び方は

『キムタク』よりも市民権を得ていると言っても過言ではありませんよね。