『舟を編む』
- 2012/7/13(金) 午後 10:53
記事にしようと思って忘れていた本です。
今日のエンタメニュースで 「映画化される」 と書いてあったのを見て思い出しました。
どちらも全くイメージが違います (--;
まあ、キャスティングなんてたいていそんなもんですがね。
イメージではなく、大人の事情で選ばれるのが常ですから (爆)
イメージではなく、大人の事情で選ばれるのが常ですから (爆)
演技力で原作のキャラに近づけて行くのか、それとも新たなキャラを作り上げるのか、
それはわかりませんが、先に原作を読んだ者としては、
原作のキャラを大事にしてもらいたいと思ってしまいます。
それはわかりませんが、先に原作を読んだ者としては、
原作のキャラを大事にしてもらいたいと思ってしまいます。
ちなみに、 「じゃあ誰ならイメージどおりなんだ?」 と聞かれましても、
私はそもそも、野球中継やニュース以外、テレビをほとんど見ないため
俳優さんたちをあまり知らないので、すぐに具体的な名前は挙げられないのですが (--ゞ
私はそもそも、野球中継やニュース以外、テレビをほとんど見ないため
俳優さんたちをあまり知らないので、すぐに具体的な名前は挙げられないのですが (--ゞ
とりあえず、その2人の登場人物の紹介をしてみたいと思います。
主人公: 馬締 光也 (まじめ みつや)
出版社の辞書編集部に所属する27歳の男性。 (後に40代としても登場)オタクっぽい雰囲気で、例え磨いても光らず、雰囲気的には女性にモテることはなさそうなタイプ。
しかし、彼は 「辞書を作り上げる」 という 『仕事』 兼 『夢』 を持ち、
そのためにあらゆる努力を惜しまない、そういう意味では非常に魅力的な若者。
でも違う言い方をすれば、それ以外のことについては全く無頓着ともいえるので、
それが 『オタク』 なイメージになる所以でしょうか。
そのためにあらゆる努力を惜しまない、そういう意味では非常に魅力的な若者。
でも違う言い方をすれば、それ以外のことについては全く無頓着ともいえるので、
それが 『オタク』 なイメージになる所以でしょうか。
でも、松田龍平ではあまりにイメージがクール過ぎる気がする。
オタクの雰囲気を出す役作りをするんでしょうけどね、今の段階では 「違う」 としか (--ゞ
オタクの雰囲気を出す役作りをするんでしょうけどね、今の段階では 「違う」 としか (--ゞ
例えば、私の数少ないボキャブラリー・・・ ではなく、知っている芸能人の顔ぶれから選びますと、
嵐の相葉くんなんかが良いかと。
決して 「イケメンでなくモテなさそうなタイプ」 で選んだわけではなく、
そういう役がハマりそう、という意味です (^^;
嵐の相葉くんなんかが良いかと。
決して 「イケメンでなくモテなさそうなタイプ」 で選んだわけではなく、
そういう役がハマりそう、という意味です (^^;
美人で芯が強くて、主人公よりも年上。
ロングヘアをキッとまとめ上げ、板前の格好が様になる。
主人公が 「自分には釣り合わない」 と思いつつ、心底ホレてしまう。
ロングヘアをキッとまとめ上げ、板前の格好が様になる。
主人公が 「自分には釣り合わない」 と思いつつ、心底ホレてしまう。
・・・宮崎あおいじゃないでしょう (-"-)
篠原涼子さんとか、いい感じなんですけどね。 20代の役もなんとかなるでしょう (笑)
最終的には40代前半の役になるわけですし。
最終的には40代前半の役になるわけですし。
ちなみに、この2人が40代になってから、馬締のいる辞書編集部に20代の女性が配属されてきます。
馬締の様子を滑稽に思いながらも、段々彼の仕事ぶりや人間性を認めるようになり、
最初は嫌々だった辞書編集の仕事も、実は自分の几帳面さが向いていることに気づく。
若いながらもしっかりと自分をもっていて、
終わりの方には取引先の男性と仲良くなるという可愛さも持ち合わせる。
馬締の様子を滑稽に思いながらも、段々彼の仕事ぶりや人間性を認めるようになり、
最初は嫌々だった辞書編集の仕事も、実は自分の几帳面さが向いていることに気づく。
若いながらもしっかりと自分をもっていて、
終わりの方には取引先の男性と仲良くなるという可愛さも持ち合わせる。
宮崎あおいは、むしろこっちのキャスティングの方が良いかも知れません。
この小説は、登場人物たちが10年以上かけてひとつの辞書を作り上げる様を描いています。
といっても、最初の1年程&最後の3年ぐらいの話だけで、間がかなり抜けているんですけど、
その抜けている期間の 『長さ』 を、最後の3年ぐらいの話を読んでいると実感できます。
といっても、最初の1年程&最後の3年ぐらいの話だけで、間がかなり抜けているんですけど、
その抜けている期間の 『長さ』 を、最後の3年ぐらいの話を読んでいると実感できます。
私はもともと 『言葉』 が好きで (対照的に 『数字』 が嫌い)
「ひとつの言葉の持つ意味について掘り下げていく」 という状況を描いているこの本の内容は
とても興味深いものでした。
「ひとつの言葉の持つ意味について掘り下げていく」 という状況を描いているこの本の内容は
とても興味深いものでした。
「なるほど、そういう見方もあるのか」 とか、 「確かにそうとも言えるなあ」 とか、
なんとなく、少し自分も 「辞書編集」 に携わってみたいような、そんな気になりました (^^)
なんとなく、少し自分も 「辞書編集」 に携わってみたいような、そんな気になりました (^^)
この本は、読み終えたあとも、また読み返してみようかなあと思える1冊でした。
言葉に興味のある方は是非読んでみてください。